菩提の道場 Ⅱ
小田の宿、大福旅館で朝を迎える。正直古い民家で、部屋には幾つか人形が置かれていて、宿的には上間なのでしょうが、昨夜は座敷童が出るのではとやや身構えながら休みました。
昨夕同様、隣室で6時からたっぷりの朝食をいただき、その後出発。
緩やかに登る県道42号線をひたすら歩きます。
三島神社すぎから車道を離れ旧遍路道へ。やや急な登りになり、疲れが急に出てきます。打ち捨てられた民家を横目に、旧遍路道ではよく通る地元の墓地の横を通りさらに上へ。
もうダメ、もうダメと歩き続き、やっと新真弓トンネル近くに。手前には旧遍路道の案内もあったが、迷わずトンネル利用を選びます。遍路小屋のような休憩所で一休み。最近ここで泊まった人が置いていったのか、パンと雑誌が放置されていた。
このトンネルは割と歩道部分の幅があり、やや安心したが、やはり自分の存在を示す灯りを体に付けて歩かないと、追い越す車が不安だし、足元も歩道を踏み外さないか不安です。
トンネルを出ると、下りなので気持ち楽ですが、歩く距離の長いこと。中々、次の目的点、二名川分岐まで遠いこと。
やっとその分岐まで来たが、遍路のあかりアプリでは、そのまま車道を進み落合経由が最短と表示され、農祖峠経由は表示されず。迷いましたが、やはり歩く距離が短い農祖峠経由を選びました。
峠のすぐ手前まで問題なく、落合経由の車道を行くより、森の中の方を歩く方がが涼しく良いなあ、遍路のあかりアプリはカバーしていないエリアがあるのかなあと思っていました。
ところが峠の手前から、旧遍路道は一部は道なき道。雑草が生い茂りそれらしき所を想像しながら歩く区画も。並行して林道らしき道があるも、これが行きたい所に通じているか不明で利用できず(国土地理院の詳細図で林道を確認するか、遍路アプリがフォローしていれば現在位置から分かるのですが)。道なき遍路道を歩き、なんとか林道に出て、舗装道になり、久万高原側へ下ります。
元々の予定では、このまま中の村経由で岩屋寺に向かい、大宝寺から久万高原泊の予定で、先に久万高原に宿を予約しました。ただ、リュックの重量も30㌔近く、このまま行くと、大宝寺の納経時間に間に合わないかもしれず、またこの先の山中の遍路道も先ほどの峠の状態では無理ではないかという思いが強くなります。暑さの中を朝から歩き続けていることもあります。下野尻を超えた所では、道脇の看板に、右に真っすぐ進むと岩屋寺方面だがお勧めしないような警告も。それもあり、久万高原で予約した宿・ガーデンタイムに荷物を預け、最小限の荷物で大宝寺に向けてに変更。そこから旧遍路道を通り、再び車道を歩き岩屋寺へ。
大宝寺から旧遍路道を行くか、戻って峠御堂トンネルを行くか微妙な所。
旧遍路道から車道に降り、バスのタイミング良ければ、面河行のバスで岩屋寺で降りるか、上直瀬行のバスで清瀬橋で降り、岩屋寺から帰りは八丁坂経由の遍路道で帰ればと思ったが、結局適切なバス便がなく、そのまま車道をひたすら歩き、岩屋寺の麓へ。左岸のへんろみち保存会の地図記載の遍路道は確認できず。
岩屋寺に登ると、奥に山門があり、この先にを行くと旧遍路道で戻れるようで、行きたい所だがもはやその気力も少なく、岩屋寺(麓)からバスで久万高原に戻ります。
伊予鉄のバス停はコンビニ一体なので、また晩酌用にアルコール等買って宿へ。
夕食時には久々生ビールも。お休み。
小田6:30......7:56三島神社......8:25真弓トンネル口.....9:33二名川分岐.....11:46ガーデンターム11:51.....12:13(44)大宝寺12:33.....13:33河合町.....15:05岩屋寺下.....(45)岩屋寺.....16:08岩屋寺下16:35===久万高原.....ガーデンターム(泊)
次回、同じルートなら、前日の宇和島、内子から小田でなく、内子で降りずそのまま松山に出て、バスで久万高原泊。翌朝、岩屋寺までバスを利用し、ここから遍路道経由で大宝寺。その日は再度久万高原泊か浄瑠璃寺で泊まるルートか。
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